BLACK展の作品一覧
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芦田 洋子 Youko Ashida
黒系の土台に手持ちの色布を剥ぎ合わせ、9㎝角モチーフ168枚を繋ぎました。 黒は他の色を明るくも暗くも色々な表現をしてくれ、作り手にいっぱい楽しみと期待を与えてくれます。

東 信子 Nobuko Azuma
いろんな素材で同じものを作って比べてみたかったので、この機会に作ることにしました。 全て出来上がるまで、それぞれの違いがでるか不安ですが、素材の違い出ていますか? お手に取って、比べてみて下さい。

あひる Ahiru
うちのワンコにハイタッチしてください! 新聞紙という素材を使ってどこまで表現できるか、強度や形にしていく可能性に挑戦。 何度も作り直す中で、色んな気づきや、想像する楽しさ、無心になれるひとときがありました。

池村 清可 Kiyoka Ikemura
本作品は、人体の美しさに魅せられて撮り始めた"skins"シリーズの一部です。 身体の線が影と光によって、より強調され、美しさを増した作品に仕上がっています。 身体の造形美を、また身体が生み出す動作の美しさを、発見してください。

池本 勝宏 Katsuhiro Ikemoto
黒がテーマであれば、例えば腹黒いとか、黒にまつわるイメージを表現する手もあるとは思うのですが、 わたしは単純に黒色のなかに文字や写真を元にした絵?を黒色で表現してみました。 観る方が黒い画面のなかに何かを発見してもらえればいいとおもいます。

今瀬 永利子 Eriko Imase
無理せず黒を使って、黒はすべての色を含んでいるからか、不本意ですが意味ありげな空間になり、不思議でした。 異質な黒(鉛筆・木炭・パステル)を試しました。そして、一番の趣旨です。今、活動しておられる方々の御作品のなかに、私の画を並べる恐怖・刺激。

上仲 竜太 Ryuuta Uenaka
夜の9時の街の明かり。 家族団欒の時間を過ごす人、一人で過ごす人、会社でまだ仕事をする人電車で帰る人、駅で働く人、船で漁に出る人、灯台で海を照らす人。 明かりの元には人がいる。今日は、良夜。満月が全てを優しく見守る。

上原 成美 Narumi Uehara
南の島には漆黒の闇が昼でも感じられる時があります。太陽の強い日差しにさらされる自然のなか、 木々のうっそうと茂るその空間だけ不思議な雰囲気がつたわる場所があり、「ヨーンの道」(昼でも暗い、夜の様な道)とよばれたりします。 昼間通るだけでもざわざわと感じられる何かが住んでいそうな…今回はその中にうごめく植物や生物たちをイメージして組み合わせて描いてみました。

上東 弘子 Hiroko Uehigashi
黒は、私にとってあまり好きな色では、ありません。でも、黒は、他の色を、引き立てくれる色だと思います。 花瓶に、いろいろな色のお花を生けお互いを引き立て合う色の世界を表現しました。

宇髙 輝彦 Teruhiko Utaka
BLACKと言うテーマを聞いて最初に出てきたフレーズ「黒い雨」。この事について深い知識もなく、何か関わったかか記憶もない。 ただ、「黒い雨」が、頭から離れない。何も知らない、何もしてこなかった私が、このテーマで作品を創る資格があるのか。私が創った作品は、 明らかな「えせ」メッセージ。ただ、私のその時、その空間への想い。始まりなのか、ピリオドなのか。時を超えて、「黒い雨」の世界へ。(愚かなる制作者)

浦島 誠子 Seiko Urashima
「黒」と聞かれたらどんなものをイメージされるでしょうか?10人いたら皆違う「黒」を答えるかもしれません。 「黒」は奥深い、定義のないもの、言葉では暗く、陰のある意味が多い気がします。 それに現実的よりも頭の中のイメージだったり、心の中にあるものや、空気中であったりして、掴みにくいものでもあります。 私的には見た目の黒というより、黒ではないが黒光りを放つ、謎めいた光り輝くものを見つけて形に表現したいと思います。

江口 一政 Kazumasa Eguchi
光も闇も白も黒も全ての色を含む、色彩は明暗の作用の結果。「黄」は闇によって抑えられた光、精神の輝き。 「青」は光によって弱められた闇、心魂の輝き。黄色が闇によってさらに曇らされると「赤」、生命の輝き。「黒」は死者の精神的な姿、闇の中。 黒い空間の中で目を覚ますと、自分を世界に疎遠なものと感じる。

大場 康弘 Yasuhiro Ohba
光の届かない、何かが存在しても見ることのできない黒の世界。ただ、そこには何かがいるかも…と、 仄かに感じる未知への匂い、憧れや期待、不安や畏れ。「黒」は、たとえ見ることはできなくても多くのものを包括している気配に満ちた色。 そのイメージと何者かが巣くう、うっそうとした仄暗い森のイメージとが重なりました。

小川 治策 Jisaku Ogawa
私の中で「黒」は静寂をイメージさせる色、夜の色、落ち着く色。黒を纏って深い眠りの底で“白(光)の世界”へ飛び立つ力を蓄え癒される。 一色で塗りつぶされた「黒の世界」から「白の世界」へ移行するほんの一瞬、両方の世界が最も美しく混ぜ合わされる瞬間がある。 「黒」が無限の階調と溢れる表情を帯びる「黒と白の境界線」と呼ばれる瞬間である。

勝原 久美子 Kumiko Katsuhara
ちょっとぬけている耳のでっかい捨て猫のシニカ君(実在のネコ)をモチーフに、ナンカオモロヘンナモノを作ろうという、ゆる〜い考えで生まれたもの。 このシニカ君、テーマカラーの「黒」にもマッチするだけでなく、実はブラックジョークつきのネコなのです。 そんな白黒シニカワールドをお楽しみ下さい。

榧野 雅浩 Masahiro Kayano
気付かない内にイヤホンのコードが絡まっていたり、糸がもつれたり、日常よくあるよね? 思いの外に人間社会だってもつれまくって、争いごとになる。 そんな社会のわけの分からない○△✕とやらにはうんざりする。もつれて固い結び目になる前にふり祓えばどうだ。

神田 知恵+住友 勇介 Yuusuke Sumitomo+Chie Kanda
ブラックな心の側面をアニメーションの原点であるゾートロープにて表現します。 「人はみかけによらず」の怖さを表現します。

木田 明子 Akiko Kida
あのね、ホワイトツリーでしょ…平凡、もみの木…ふつうかも。今年はブラックツリーでう〜んとお洒落に飾り付けするわ! おいしいクッキーも、それにケーキもね。気の合うお友達を呼んで素敵なクリスマスを祝うわ! 誰?、ハロウィーンのおばけがやって来るなんて言うのは…不吉なクリスマスなんて言わないで…今年はブラックツリーでメリークリスマスよ!

木村 幸彦 Yukihiko Kimura
テーマとして自分の内にある昭和のイメージをCGで描いてみました。今ではほぼLEDに替わってしまった感がある街頭電球をメインにしました。 昭和の街角を、そこはかとなく感じて頂けたら満足です。今回の二つ目の狙いは3DCG特有の或る種『固さ』をどこまで払拭出来るか、だだ…リアルになればなるほど写真に近づく。 ならば写真でいいじゃん。という気もしますが、写真は今を切り取る道具。3DCGは未来を想像したり過去の記憶を蘇らせる道具としてあってもいいかも?とも思います。

ごとうゆき Yukii Gotou
ある仕事で就活中の学生人形を作るために、いろいろ資料を見て思いました。最近の就活の服装は男女とも圧倒的に黒が主流のようです。 面接室に入った時の態度、座った時の姿勢、お辞儀の仕方、髪型などなど今も昔も規格化された就活スタイル。 作るのがラクチンなんでこれにしました。同じ型にはめて大量生産するだけでいいですから。

小林 真緒美 Maomi Kobayashi
「BLACK展に参加するにあたり、私自身に必要なことを探りました。 〈静〉〈内観する〉〈自由〉〈宇宙観〉そのような言葉が浮かびます。 maoの繊細で大胆なそのままの感性で表現いたしました」

近藤 茂實 Shigemi Kondo
人は眼に見えるということによって、そのモノの存在や価値をある共通項に於いて認識し合う。 光がほとんどない黒、光を吸収してしまっている状態の黒、その黒が、占める比率が多であるとき、そのモノはそのままをかたるのか、 或いは人の認識からはみ出した存在・価値をかたるのか!? 注:かたる=語る・騙る・型る

近藤 光代 Mitsuyo Kondo
限りなく美しく、おそろしくさえある『黒』。 強固で揺るぎのないそのパワフルなエネルギーを、『祈り』に込めて彼女達に託してみました。 皆様にも彼女達のリズムや音楽が届きましたでしょうか?

さえき つとむ Tsutomu Saeki
テーマカラー「ブラック」気品と知的。陰と陽を合わせ持った計り知れないモノトーンの神秘さ。 目に見えない深い精神性と沈思黙考を包括する色として、その世界観は宇宙に拡がり、仏、悟りに通じる。 そんな想いで作品づくりに遂行する事になりました。

相根 陽介 Yousuke Sagane
この作品は「時間が経つにつれて、どんな色も黒に戻る」というイメージを形にし、be Black(黒くなる)というテーマを与えました。

鈴木 亜希子+峰松 愛美 Akiko Suzuki+Megumi Minematsu
黒は無彩色といわれ、ヒカリの波長を反射しない。 反射しないということは…それらのエネルギーを吸収しているという事である。目を凝らして、イメージしてみよう。 私たちが感じている黒、それは色めくエネルギーでこんなにもヒカリ輝いている。

平 寿夫 Hisao Taira
ブラックとは何か。光の反射の無い事なのか、光が失われて行く状況なのか。光の無か、有か。 写真は光が吸収して失われて行く過程の中で絵が作られる。そこで私は「ブラックは貌を創造するものである。」と定義した。 黒のドットで表された作品が、貌として定着されていく。果たしてその中に写っているのは、無であるのか有であるのか。

耕 章彦 Akihiko Tagayasu
普段はカラフルな色を用いて宇宙(COSMOS)を表現しています。 今回は、色の無い黒の世界でCOSMOSを表現できたらと想い制作しました。 どんなCOSMOSが見えますか?

丹治 相来 Sora Tanji
ふくろうが今までに飛んだことないようなきょりを、がんばってがんばって飛んできて、 木かげのある木でリラックスしている気持ちをイメージして切りました。

丹治 揚子 Youko Tanji
日が昇り、日が沈み、そして季節が変わり、月日がめぐる。自然の光と闇のはざまで、命をつないでいく、自分をみつめる。 今と過去、今と未来の間で、人と人の心の間で、生と死の間で。 Feel the light and darkness, Enjoy the present

辻 めぐみ Megumi Tsuji
刻々と過ぎゆく日々の出来事、それは、時の経過と共に限りなくモノトーンの世界に近づいていく。。。 その中の1シーンを留め置くために、軸装というカタチにしました。

名取 憲治 Kenji Natori
流行歌(はやりうた)とは実に不思議なものである。人生のほんの少しのスパイスにしかすぎないのに、刺身のつま程度の存在でしかないのに、 世の中に絶えて流行歌なるものが無くなれば、ときの季節や風景、いや、恋愛の甘さや、絶望の苦さすら思い出せなくなるものだ。 過去の残像が暗闇の静寂に溶け込み、追憶の彼方に消滅していくようである。

西 晃司 Kouji Nishi
黒のイメージと言えば、悪いイメージが多い。 黒社会、ブラック企業、腹黒い、ブラックリスト、ブラックマネー、、、 そんな悪いイメージが多い、重苦しい黒なので、今回は「お気楽」をコンセプトに表現したいと思います。

西浦 俊子 Toshiko Nishiura
昨年のピンクパーティーの最後に、来年のテーマカラーが発表されました。つまり今年の色「ブラック」。私の頭の中にすぐこの言葉がうかびました… 作品タイトルの「いろは黒 わたしは私 ただの猫」。私は今、自分が持っている素材で作れるものを考えます。 光を反射して光る、光沢のある黒ではなく、周りの光を吸収して輝く黒。そんな素材を使って一匹の猫のぬいぐるみを作りたい。その時私はそう思いました。

西川 美有紀 Miyuki Nishikawa
BLACK NOTE label record 〜take1→take9〜 何も足さず、何も引かず、溝にあるホコリさえも一緒に、すべてを精一杯再現するレコード盤……。 あのプチプチ音を聞かなくなった頃からだろうか、人間はどうやらおかしくなってきたのかもしれない。真っ黒なレコード盤の奏でる音は「音色」という言葉が非常によく似合う。

西村 尚子 Naoko Nishimura
言葉はまるでアイドル。その輝きは束の間です。 一時期はとても、もてはやされたのに気がつけば ♬今はもう飽き、誰も〜♬ そんな、哀愁に満ちた死語たちの雄叫びをお楽しみください。

野中 みさえ Misae Nonaka
南米の国々はヨーロッパの侵略を受けてから、彼らと同化し文化面でも大きく影響を受けて今日に至っています。 展示のニャンドゥティの技法も古くヨーロッパから持ち込まれた技術が今もなお継承されています。ハープは、フランシスコ・ザビエルが布教の為に日本に来たのと同じように、 ヨーロッパから来た宣教師によって持ち込まれたと言われています。植民地時代の長かった南米の黒を表現してみました。

蓮見 里香 Rika Hasumi
黒は重力と水しかなかった世界の初めの色。 黒から生まれた海を泳ぐもの、地を這うもの、地を駆けるもの、空を飛ぶもの、花が咲き、実がなり、風が火を起こし、気が水となり、降り注ぐ雨が海に帰る この世のすべてを生んだ黒への賛歌を、スペインタイルのクエルダ・セカ技法で表しました。

日南田 淳子 Junko Hinata
いつもは、黒を使うことがないのですが、今回、テーマに合わせて黒を使う機会をいただいてよかったです。 カラーがさらに美しく見えるには、黒もすばらしい色ですね。 シリーズで作ってみたい絵になりました。

札場 かおる Kaoru Fudaba
春夏秋冬。色とりどりの日本の四季。 中でも夏は、真っ赤な太陽、真っ青な海、生い茂る緑、黄色いヒマワリ、夜空に輝く花火など…思いつくのはビビッドなカラー。 その夏の1風景を、今回のテーマ「ブラック」で表現してみました。

前阪 富美子 Fumiko Maesaka
黒は強くてやさしい夜の女王。全てを飲み込み、包み込み、なかったことにもしてくれる。 大いなる闇に逃げ込む、あしたまた咲くために。

松田 信久 Nobuhisa Matsuda
天界、地界、人界をおさめる龍神を動物の革、金属ワイヤー、ガラスビーズ、天然石で表現。 日本には天ノ川に龍神がおわします。

松永 勇真 Yuma Matsunaga
本物じゃなくても、偽物でも良い。傷ついても良い、ただあるがままに今を生きる。 無理をしても無茶をしても。そういった心の喜怒哀楽は色で表現すれば文字通り色々であろうと思います。 そしてその色々を全て包み込めるのは、全てを統一出来るのは。自分なりのブラックを制作します。

松山 尚子 Naoko Matsuyama
薬膳を考えるとき、食材には食性(性質)、食味(味)があり食材の効能がどの臓器、臓腑に影響があるかなどを示した【五行色体表 】を利用します。 その中で色でいうと黒は腎臓に関係します。 黒の食材、腎臓に良い食材をあつめ、年を重ねると必然的に弱る腎機能を高めてくれる薬膳料理をご提案します。

ミノティカ/土谷 稔 minotica/Mino Tsuchiya
一体何kmあるのかわからない、延々と続くアーケードの、今回は二番街「チャコール・ストリート」をご案内いたしましょう。 ここは夜営業する店が多い大人の通り。夜更かしの好きな方には妖しいパラダイスです。 オリジナルの絵本冊子をどうぞ手に取ってごらんください。

YUKKO (ゆっこ)
黒は闇の世界?それとも宇宙のように限りなく広がる可能性の世界?開ける扉の向こうには、どんな世界が待っているのか? それは想像と創造の世界。自分が作り出す未来はどんな世界が待っているのか? あなたしだいで変えられるかもしれない未知の世界の扉をさあ、開けてみて。

吉田 貴重 Kie Yoshida
黒色は私にとってさびしい色です。気持ちのマイナスのイメージが近いせいもあるからだと思います。 そして表にマイナスの気持ちを出すより隠して籠ってしまう方がもっとさびしいと思います。ですが、皆どこかしらで自分の殻に籠ってしまっていると思います。 普段制作している生き生きしている動物の作品とは違う、無機質な作品を意識してみました。
BLACK展の様子
●搬入の様子
総勢70名分の作品、3つに分かれた展示会場と、拡張したショップコーナー。昨年以上にてんやわんやとなった搬入作業。でも一番ワクワクする時間かも知れません。ウイークデーにも関わらずお仕事を調整して、遠方からも作家さん達が集まってくださいました。
ウエルカムアート
(阪上泰子さん&丹治揚子さん)
育自~nurturing ourselves~
生まれてきた瞬間から今日の日まで流してきたたくさんの涙。理由は様々だけど、むだな涙は一滴もなく、ほら、次の命をちゃんと育てている。
共同アート“BLACK FENCE”
出展作家さんとご来場者さんで紡ぐシンボルフェンスは、たくさんの方々にご協力いただきありがとうございました。
SIGN/展覧会の告知ツールがさらにパワーアップ
協力・/特殊印刷(株)ダイム 和紙(株)和紙来歩
take out Art(ショップ)
今年から奥の89αが増え、拡張したショップコーナーも併設。他のスペースとはひと味違う素敵な人気空間となりました。
出展作家達の作品もたくさんの方々にお買い上げいただき、その売上金の一部を今年も桜ライン311に寄付させていただく事ができました。
皆様ありがとうございました。
BLACK展の打ち上げ
展覧会本番の約2ヶ月前にアーティスト紹介も兼ね交流会を催しましたがその交流会と同じ阿波座のDECOさんを借り切り、打ち上げ会を開催しました。半数以上のカラパメンバーが集まってくれて、一人一分トーク等もあり皆で楽しいひとときを過ごしました。前回の交流会以来恒例となった、書のワークショップ講師をして下さったさえきつとむさんのご指導のもと大阪締めで終了!その後の二次会もたくさんのメンバーが残ってくれて、大移動となりましたが、、皆様本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。来年パープル展でまたお会いしましょう!